防水工事のタイミングは?セルフチェックの方法もご紹介!

2021.08.20

屋根やベランダなどの防水機能が低下すると、建物内部に雨水などが浸入して雨漏りの原因となります。
雨漏りを引き起こすと、建物の木部が腐食したりシロアリが発生したりすることで、建物の寿命を縮めることになってしまいます。
そうならないためにも、定期的に防水工事を行う必要があります。
しかし「どのタイミングで防水工事を行えばいいかわからない……。」という方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回は、防水工事のタイミングとセルフチェックの方法をご紹介いたします。

■防水工事のタイミングは?
防水工事のタイミングは、一般的に10~15年と言われています。
しかし、これはあくまで目安です。
防水の種類や建物の置かれている環境によって、劣化のスピードは異なります。
手遅れにならないためには、劣化に早めに気づくことが重要です。

■セルフチェックの方法
・色あせている
紫外線により表面は色あせていきます。
色あせは初期の劣化症状ですが、さらに劣化が進む前に早めに防水工事を行うことが望ましいです。

・ひび割れている
色あせからさらに劣化が進むと、表面がひび割れします。
表面のみのひび割れであれば雨漏りすることはありませんが、この状態を放置するとひびが防水層まで達してしまいます。
そうなると、雨漏りの危険性が出てきます。

・剥がれている
防水層が劣化し、各層の粘着力が低下すると表面が剥がれてきます。
表面が剥がれてしまうと、剥がれた部分から水が浸入し雨漏りの原因となります。

・膨れている
ほとんどの膨れは、防水の効力を失ってないので、すぐ雨漏りにつながる心配はございません。
しかし、いずれはその膨れが破裂してしまいます。
そうなれば、破裂した箇所から雨水が浸入する恐れも……。
そうならないためにも、早めに対応するに越したことはありません。

■まとめ
今回は、防水工事のタイミングとセルフチェックの方法についてご紹介いたしました。
防水工事のタイミングは10~15年ですが、今回紹介したような劣化の症状が見られたら、早めの対応を心がけましょう。
セルフチェックが劣化の早期発見につながり、建物の寿命を延ばすことになります。

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